抗生物質の使用には気を付けよう

抗生物質は薬の歴史において、とても偉大な発見の一つです。
抗生物質とは放線菌やカビなどの微生物によって作られたもので、生細胞や他の微生物の発育を妨害する有機物質です。
抗生物質のことを抗生剤と呼ぶこともあります。
抗生物質は現在までに約4000種類も発見されていて、そのうちの約300種類が医薬品として使用されています。
これにより肺炎や敗血症、結核などの病気から人々を救えるようになりました。
しかし、近年では抗生物質を使用しすぎているのが原因か、抗生物質に耐性のあるウイルスが出てきています。
一般的なものだと風邪が挙げられ、ほとんどの原因がウイルスであり抗生物質が効果的ではありません。
それなのに病院に行くと抗生物質が処方されることがよくあります。
そして風邪が治ってくると自己判断で抗生物質の服用を止めてしまい、処方された抗生物質を残してしまう人も多いはずです。
そうした場合、菌は殺菌しきれないまま生き残り、その抗生物質に耐性を持ち始めて薬の効きが悪くなってしまいます。
なので、せっかく優れない体調で通院したのなら、処方された薬は全部飲み切ってしまうことをお勧めします。
最近では発展途上国でも安価で抗生物質を購入することができるので、パソコンやスマートフォンから通販などの販売網を利用して、世界中で抗生物質が乱用されつつあります。
このような状況が続くと、抗生物質が効かない耐性菌が増えてしまい、新たな抗生物質の開発とのいたちごっこになります。
新たな抗生物質の発見などで医学は進歩し続けているので、新たな耐性菌の登場による逆戻りを防ぐため、薬を使う一人一人が効果や危機感を持っていくことが大事になります。